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  3.  2013 H25年度
2013 平成25年度 事業報告
1) 文化事業プロジェクト
   
4/18〜11/15 上高地食堂、市営上高地アルペンホテル、徳沢ロッヂにてネパール物産展示販売を開催。
4/18〜11/15

市営上高地食堂2F会議室にて「上高地の美しい自然」「北アルプスの美しい自然」写真展を開催。

4/26〜11/15 市営上高地アルペンホテル内で常設 山岳写真展 を展示。
5/14

「登山講習説明会」を市のMウィング3Fで開催。登山の注意と心得と 2013MHC登山講習日程説明、スライド映写会を行う 20名参加。

4/10〜11/7

大町山岳博物館喫茶店内でネパール物産展示販売を開催。

6/3 MHC姉妹都市交流事業「岳都グリンデルワルト訪問とスイスアルプス展望ハイク&報告写真展」(松本市他後援)のビデオ映像使用の説明会をMウィングで開催、約20名出席。
8/10 MHC姉妹都市交流事業「岳都グリンデルワルト訪問とスイスアルプス展望ハイク」30名参加決定。最終説明会と壮行会を第一会館で開催。
9/25 ミュージック・コンサート「ネパール音楽・上高地の夕べ」(山岳観光課、松本市海外都市交流委員会他後援)は、ネパールの歌姫、スンダリ・ミカさんとダンサーらを招待して、上高地アルペンホテルで開催。生演奏で市民、並びに全国の皆様に鑑賞してもらう。40名参加。
10/8

講演「ヒマラヤの麓、多様な文化の花咲くカトマンズ」は、元トリブバン大学教授・鳥羽季義氏により、Mウィングで開催。約20名参加。

10/18〜21

MHC姉妹都市交流事業「岳都グリンデルワルト訪問とスイスアルプス展望ハイク」報告写真展(松本市他後援)を、井上デパート本店7F大ホールで開催。写真パネルなど160点展示。松本市長賞など選出表彰。期間中、新聞紙上等で紹介され大勢の来場者を迎えた。

12/10

講演「ヒマラヤの青い空とカトマンズ」を、鈴木理事長により、松本市井川城中区公民館落成記念として講演。ヒマラヤ、カトマンズと市民交流を解説。「ネパールへ行きたくなった」と好評を得る。

1/30〜2/2

MHC山岳スポーツ振興事業−「内田良平山岳写真教室発表会」と「2013MHC登山講習報告」写真展を、会場井上デパート本店7階催事場大ホールで開催。写真パネルなど160点展示。金賞・銀賞等選出表彰。期間中、新聞紙上等で紹介され大勢の来場者を迎えた。

2/4

カトマンズから行政官ら6名を浅間温泉「小柳」で歓迎、意見交換する。

4/1〜25.3/31

MHC松本本部事務所にて≪小さなお買い物で大きな国際協力≫をテーマにネパール物産 を展示紹介し、希望者に販売する。

 

 

2) 山岳スポーツ振興事業プロジェクト
   
@ 「2013MHC登山講習」と報告写真展(2013年5月〜2014年3月)
  共催 松本市、後援 長野県教育委員会 他
   
  目的
 

・現在、北アルプス等を初めとする日本の山々では、市民登山の時代が到来しています。

・山岳遭難を未然に防ぐことも願い、「安全でより楽しい市民登山」とするために、ヒマラヤ等高所登山経験豊富な講師の指導により系統的に登山技術を習得し、山岳の知識と登山の楽しさを学べる市民参加による「2013MHC登山講習<」を開講。

・この企画を実施する事で、長野県の美しい山岳があらためて認識され、報告写真展を開催する事で、市民一般の皆様にも、自然や登山への関心を深めてもらう。      

   
  事業内容
  ・市民参加を募り、北アルプス等で年間を通じ、月1〜3回程度の割で実施し、ヒマラヤ高所登山経験豊かなインストラクターを招き、春夏秋冬の登山での登り方と用具の使い方そして登山の準備と心得、また酸素希薄な高所での初歩的な医学や栄養学の知識も学ぶ。 
・これらの事業は、松本駅前井上デパート本店7階大ホールにて、2013MHC登山講習報告写真展」を開催。2013年度に実施した登山講習の山々の山岳や自然景観そして参加者の登山を楽しむ様子等のパネル写真を展示報告した。
   
  講習場所、期間
 
I. 登山講習説明会 

2013.5/14(火) 2013MHC登山講習説明 (中央公民館)
登山の準備と心得、水分、エネルルギー源の取り方、高山病対策と 低体温症など、初歩的医学、栄養学を、ビデオ映像などで学ぶ。 2013登山講習日程について、スライド映像等使い説明・・25名

 

II. 2013 MHC登山講習報告
  1.

5/3(金)〜4(土)「残雪の常念岳」9名参加
5月中、テレビ松本で2007年松本市市政施行100周年記念MHC登山講習、槍・穂高連峰縦走が1時間番組アーカイブスとして再放送される。

  2. 5/25 (土)〜26(日)「内田良平山岳写真教室」11名参加   
  3.

6/8土)〜9(日)「残雪の槍ヶ岳登山」16名参加

  4.

6/22(土)〜23(日)「金峰山、瑞牆山」12名参加

  5. 7/13(土)〜15月)「燕岳・常念岳縦走登山」25名参加
  6. 7/27(土)〜28(日)「夏の霞沢岳登山」10名参加
  7.

8/3(土)〜4(日)「剣岳登山」23名参加

  8.

8/13(土)〜16(火)「槍・穂高連峰縦走」9名参加

  9.

8/24(土)〜25(日)「日本最高峰富士山登山」15名参加

  10. 9/21(土)〜23(月) 「紅葉の涸沢と北穂高岳」9名参加
  11.

10/5(土)〜6(日)「南アの女王・秋の仙丈ヶ岳を登る」9名参加

  12.

10/26(土)〜27(日)「晩秋の八ヶ岳縦走登山」中止

  13.

11/2(土)〜11/3(日)「新雪の常念岳を登る」7名参加

  14.

11/23(土)〜11/24(日)「新雪の燕岳と温泉」7名参加

  15.

2/15(土)〜16(日)「スノーシューで行く上高地」中止

  16.

3/8 (土)〜9(日)「白銀の硫黄岳」10名参加

   

 

 

・春から初夏・・山麓は花が咲くが、稜線は湿気多く、不安定な天候。
・夏・・昨年より多く晴れの日もあるが、土砂降りの日もある。不安定な天候。
・秋から冬・・暖かな秋だったが、晩秋から急激に寒くなり、積雪が多かった。
・登山説明及び登山講習(14講座)参加者総数 197(2013/5〜2014/3)

     
III.「2012 MHC登山講習」報告写真展
 

これらの事業は、2014年1月30日(木)〜2月2日(日)に、松本駅前井上デパート本店7階大ホールにて、「2013MHC登山講習報告写真展」として開催し、2013年度に実施した登山講習の山々と登山講習に励む参加者の様子等のパネル写真約110点を展示報告。また内田良平山岳写真教室参加者及び一般参加者からの作品も審査を行い、優れた40点の作品をパネル展示し、金賞、銀賞、銅賞、入選等で表彰した。この写真展を開催することで、多くの新聞などで紹介していただき、一般市民の皆様にも、北アルプス等の大自然や登山する事への関心を深めてもらうことが出来たことでしょう。

A MHC姉妹都市交流事業「岳都グリンデルワルト訪問とスイスアルプス展望ハイキング」
 

2013年8月31日〜2013年9月8日までの日程(別紙)で松本市民を始めとする参加者30名により実施致しました。参加者一行は、グリンデルワルトのシュラッピー村長ら村幹部からの歓迎を受け、スイスアルプスを代表するアイガー、マッターホルンの山麓を巡るハイキングを連日行い、岳都交流と姉妹都市交流の責任も果して参りました。

   
 
I. 説明会
 

22013.6/3、他 (Mウィング、MHC本部)、計30名
日程、費用、注意事項、海外保険、報告写真展など

   
II. 壮行会
 

8/10(第一会館)
日程の再確認と激励、参加者親睦を図る 25名参加

     
III. 日程 / 内容
  8/31

早朝貸切バスで松本発、成田−スイス航空−チューリッヒへ到着。

  9/1

午前ゴンドラに乗り、フィングシュテックからグリンデル村を一望。アイガー東壁や氷河を望むベーシック小屋を往復ハイキングする。

  9/2

朝、電車とゴンドラでメッリッヘン山頂へ、そこからアイガーを望みクライネシャイデックまでハイキング。登山電車でユングフラウヨッホへ登り、世界遺産の氷河を眺め昼食。その後アイガー北壁直下アイガートレイルを下山し、ホテルへ帰還する。

  9/3 朝ゴンドラでフィルスト山頂へ登り、ファウルホルン2686mまでハイク放牧場からアイガー、メンヒ、ユングフラウを望み下山。夕方シュラッピー村長らによるグリンデルワルト村主催の歓迎会が開催される。
  9/4

バスとカートレインを利用しツエルマットへ到着。この日登山電車でゴルナーグラード3089mへ登り、ハイキングをして下山。

  9/5

ロープウェイを乗り継いで、ロートホルンへ行き、オーバーロートホルン3414mへ登山を行う。ひときわ高くマッターホルンが聳え、道端に白い花エーデルワイスがつつましく咲いていた。

  9/6 ロープウェイを乗り継ぎ、グレッチャーパラダイス3883mへ登る。昼食後、マッターホルン東壁を眺めながら、シュワルツゼーまでハイキングして下山。
  9/7 雨のツエルマットをバスでチューリッヒへ向かい、午後PM1:00成田へ向け離陸
  9/8 AM7:50成田到着。ここで解散の挨拶をして、夕方には、全員無事帰宅をする。
     

IV.「岳都グリンデルワルトとスイスアルプス写真展」 入場無料 来場数 約1000名。

 

MHC姉妹都市交流事業「岳都グリンデルワルト訪問とスイスアルプス展望ハイキング」の事業報告とその参加者及び一般公募作品による写真展を開催。松本市長賞、松本商工会議所会頭賞、他マスコミ、各賞を設け、10/18(金)会場にて山岳写真家内田良平氏により審査され、来賓各位より優秀作品を表彰。

  日時:2013年10月18日(木)〜10月21日(月)
会場:井上デパート本店7F・大ホール パネル写真版など160点展示
     
講師、スタッフ(敬称略)

鈴木雅則 (MHC理事長) 

  MHC登山講習責任者、ヒマラヤ高峰5400m〜6500mに登攀リーダーとして、延べ130名の登頂成功を導く。又、その高所経験を生かし、北ア槍・穂高岳を中心に、約6000名以上を登攀責任者として指導。安全登山には多くの実績を示す。NPO法人松本ヒマラヤ友好会理事長、公益社団法人日本ネパール協会理事・長野県支部長、松本市海外姉妹都市交流委員会理事。
内田良平
  1973年神奈川県山岳連盟ローツェ8516m南壁登山隊長を務める。また日本を代表する山岳写真家、日本・アルプス・ヒマラヤの写真集が多数。特に「エベレスト街道」英語版は世界中で読まれる。日本山岳写真集団同人、日本山岳会々員。神奈川県横浜市在住
MHC山岳サポート部員
 

MHC会員の山岳サポート部員・MHCヒマラヤ高所4000m〜6500m登頂経験者や北ア等熟達経験者
古幡健夫、上条賢介、松岡いつ子、斉藤知子 内山康翁 渡辺直嗣、甕 俊昭、中村宗晴、近藤 茂、中村治幸、木村郁子、吉岡久男 梅村博通、関口喜人 他が対応。

   
事業の効果
 

登山講習参加者は、山の装備、山の登り方やレスキューの方法などの登山技術、山岳撮影技術や高山植物などの知識、行動食や水分、高山病対策、低体温症などの初歩的な医学、栄養学の知識も得て、安全登山についての認識を深めたことでしょう。

   
3) 国際協力推進プロジェクト
   
@ 国際協力事業基金の積立
2013MHC登山講習及び寄付金、講演料、物産展示販売の収益が国際協力事業基金に積立てられました。私達の小さな活動がネパールの青少年の教育の為に役立っています。
   
A

カトマンズのカレッジへ通学するクムジュン校を卒業した勤勉学生への奨学金及び 奨学金事務局運営費支給

MHC奨学生運営費 12名×(Rs2,500/月×12ヶ月)= Rs360,000
カトマンズ盆地に在る短期大学へ進学する勤勉学生へパサンダワ事務局長が1人づつ、そして1ヶ月毎に、学校生活の様子を確認し、2013年度は1人Rs 2,500/月支給。奨学金事務局運営費 Rs36,000/年 支給しています。

 

※1996年設立以来MHC奨学生は、2014年現在、卒業生、医学奨学生含め、延べ75名を数えます。

 

☆ scholarship students 2013/2014 17期生7名、18期生5名=計12名

17期生

パサン・ヌル(Mr. Pasang Nuru Sherpa)

Orient College
専攻 :science

17期生

ツェリン・ウォンム(Miss Tshering Ohangmu Sherpa)
RAI school
専攻 :Management

17期生

ペンバ・ツェリン(Mr Pemba Tshering Sherpa)
Relience International College
専攻 :Hotel Management

17期生

タシ・フティ(Miss Tashi Futi Sherpa)
Pushpalal Memorial College 
専攻 :education

17期生

ニマ・オンチュク(Mr Nima Ongchuk Sherpa)
Little Angels College
専攻 :science 

17期生

ツェリン・カツワル(Miss Tshering Katuwal)

Pushpalal Memorial College
専攻 :education

17期生

ツエリン・タシ(Mr Tshering Tashi Sherpa)

Nepal Medical College
( Affilated to Kathmandu University )
専攻 :医学

18期生

カミ・ツェリン(MR Kami Tshering Sherpa )

NXavier International College
専攻 :Mamagement

18期生

ラクパ・カンチ(Ms Lhakpa Kanchi Sherpa)

Pushpalal memorial College
専攻 :Education

18期生

フラ・カンチ(Fhura kanchi Sherpa)

Pushpalal memorial College
専攻 :Education

18期生

ドルジ・チェティン( Mr Dorje Chheten Sherpa)

Tribuwan Adharsha Collage
専攻 :Management/ Computer science

18期生

パルデン・ドマ(Ms Palden Doma Sherpa)

Pushpalal memorial College
専攻 :Management

※全員、カトマンズの短期大学で経営学、教育学コースなどを専攻し苦学しています。若い彼らが、ネパールの将来を背負って立つ事でしょう。私達の小さな活動がネパールの青少年の教育の為に役立つ事を願っています。

   
B

MHCは、2002年3月15日よりクムジュン校の学生寮、食堂、台所、シャワー室、水道引き込み工事(600m)等の工事を展開。建設の主な資金が、外務省本省から33,998ドル(約440万円当時)が支給され、2002年7月4日建物完成、引渡し。総工費約510万円。現在、運営費の一部負担をしています。

 

・電気代50% Rs5,000/月×12ヶ月=Rs60,000 ・・MHC学生寮、食堂、台所他の電気代です。
・学生寮教師2名の宿舎舎監費用 Rs24,000/年 ・・学生寮に同居します。

 

2002年にクムジュン校内に建設した、学生寮以外のもう一棟、食堂台所棟は、クムジュン校運営委員会により、学生寮に改造されました。校庭北門入り口付近に、寮生全員が入れる、新食堂・台所を建設。この度完成し、Golden Jubilee House(50周年記念建物)と名づけられました。現在、MHC学生寮には、4年生から10年生までの24名、入寮しています。

   
C 安曇野市穂高北小学校とクムジュン校との交流支援
 

12/9、安曇野市穂高北小学校生徒らが、集めた帳面、鉛筆等の学校分具 約25sを、PTA役員、学校生徒役員、顧問教諭ら8名が、MHC本部へ持参。これらの文具は、4/24〜5/3の花のエベレスト撮影紀行時に、参加者が手分けして、直接クムジュン校へ運び、手渡します。

   
D

ネパールの物産品の製作事業 

上高地などで展示販売する、MHCネパールオリジナル製品をネパール民謡歌手スンダリミカさんのNGO活動により製作。ネパール貧困女性の経済支援活動に役立っています

   
E

MHCカトマンズ支部運営費 

約Rs58,000/年 ・・MHC本部一般会計より支給。

 

・MHCシャンカール・R/キャンディール、カトマンズ支部長が運営責任に当たり、 TEL、FAX、メール、打ち合わせ会など、事務所諸経費代として支給。