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松本ヒマラヤ友好会発足、そしてNPO法人設立へ

松本ヒマラヤ友好会はヒマラヤとその地域に関心のある者が相互の親睦、交流を深め、またヒマラヤ地域の人々と交流を深め相互の理解と発展に寄与することを目的に、市民の団体として1990年に発足。又同時期に本会の事務所のある松本市と、ネパールの首都カトマンズ市とが姉妹都市提携を結び、官民一体となった市民交流を一層促進すべく、1990年に松本市長を会長として、松本市カトマンズ市姉妹都市提携委員会が設立された際に、松本ヒマラヤ友好会会長の鈴木雅則が姉妹都市提携委員会の運営を推進する幹事に就任致しました。


それから今まで、松本ヒマラヤ友好会は姉妹都市カトマンズ市等を訪問しながら、特徴的な市民交流としてヒマラヤトレッキングを毎年企画主催し、松本市民をはじめとする長野県内外の大勢の方々のご参加を頂きました。
中世都市の面影を色濃く残し、7ヶ所も世界文化遺産に登録されたカトマンズ市街探訪.これも世界文化遺産となっている日本文化のルーツと言うべき仏経を唱えた釈迦生誕の地、ルンビニ訪問。そして北アルプス等で親睦登山にて体力、精神力、チームワークづくりを行い、世界最高峰エベレスト(8848m)やアンナプルナ(8091m)等を間近に仰ぐヒマラヤトレッキングを実施して参りました。


参加された方々はカトマンズ市長を表敬訪問する等して、市民による姉妹都市交流の責任を果たすと共に、日本とネパールの国際親善にも努めて参りました。そしてヒマラヤ地域の壮大な自然と歴史的な文化遺跡、そして伝統的なカトマンズ市街や一日一日を大切に生きる庶民の生活に触れて、あらためて日本の文化や生活を見直す良い機会を得る事が出来た事でしょう。


松本ヒマラヤ友好会は国内では松本市内のデパートにおいて、ネパールや日本の一流写真家による、ネパール地域の壮大な自然や文化を紹介する写真展。そして一般市民参加による写真コンテストにおいては、一流写真家の監修による松本市長賞、カトマンズ市長賞等各賞を設け、優れた作品を市民の方々に鑑賞してもらうようにし、同時にネパールの伝統的な物産品の展示即売も行い、市民の皆様のネパール地域への理解を深めるように活動して参りました。


これからについては新聞紙上やテレビニュース等において報道され、広く話題を提供して参りました。そしてネパールの歴史的文化遺産やトレッキングの様子を撮影したビデオ作品も計7本製作し、ローカルテレビ局を通じ、映像によるネパール地域の紹介にも務め、そのビデオの販売も行って参りました。


さらに、次代を担う青少年育成の立場からネパール地域の実状をよく認識した上で、ネパール地域の勤勉学生を支援する奨学基金制度を設立。


松本ヒマラヤ友好会は市民が参加して活動する市民の団体として、上記の活動を積極的に実施して参りましたが、ネパ―ル地域との国際的な交流を継続し、されに促進していく上で法人格を得ることにより、国民一般の方々や国際的な関係者等から信頼を得る事ができるようになり、さらに市民交流の発展が促進でき、なお一層公益の増進に寄与する事ができると考え、2000年に「特定非営利活動法人(NPO)」設立へと到った次第です。