1. トップページ>
  2. 設立からのあゆみ>
  3.  2008 H20年度
2008 平成20年度 事業報告
1) 文化事業プロジェクト
4/23〜11/15 市営上高地アルペンホテル、上高地食堂、徳沢ロッヂにてネパール物産展示販売を開催。
5/25〜11/15 市営上高地食堂2F会議室にて「岳都カトマンズとエベレスト撮影紀行」写真展を開催。
5/30〜6/1 「内田良平山岳写真教室」を上高地、乗鞍高原にて開催。
6/13〜11/4 乗鞍観光センター喫茶オアシスにてネパール物産展示販売と写真展開催。 
6/21 「内田良平山岳写真教室」講評会をMHC本部事務局にて開催。
6/25〜11/5 大町山岳博物館喫茶こまくさにてネパール物産展示販売を開催。
8/7〜9/30  上高地アルペンホテル2F会議室にて「MHC登山講習写真展」開催。
8/25 松本市Mウィングにてネパールの歌姫、スンダリ・ミカさんのミニコンサートを開催。
9/4〜9 井上デパート本館7階大ホールにて「内田良平山岳写真教室作品発表会と春・夏MHC登山講習報告写真展」及びネパール物産展示販売を開催。
11/27 ガネシュ・ヨンザン・タマン駐日ネパール大使夫妻来松。
ホテルブエナビスタ2Fレガロにて交流会開催、大使の講演と意見交換を行う。65名参加。同じく2Fメディアーノにて歓迎夕食会開催、62名の出席者と親睦を深める。
1/11〜17 −2008MHC姉妹都市文化交流事業− ネパール文化紀行を参加者8名で実施。ネパール・カトマンズの文化遺産を探訪し、ヒマラヤの壮大さに魅了されMHC奨学生と面談し、姉妹都市交流の責任も果たす。
1/29〜2/2  井上デパート本館7階大ホールにて「ヒマラヤを望むネパール文化紀行&MHC秋山登山講習報告写真展」及びネパール物産展示販売を開催。1/31、2/1PM2:00〜3:30スライド映像による理事長の報告講演を行う。期間中、大勢の来場者を迎え、盛況の内に終了する。
4/1〜21.3/31 MHC松本本部事務所にて≪小さなお買い物で大きな国際協力≫ をテーマにネパール物産品を展示紹介し、希望者に販売する。
2) 山岳スポーツ振興事業プロジェクト
@ 登山説明会
2008.5/17 開講式
6/10 夏山登山説明会
9/2 秋山登山説明会
A 「2008MHC登山講習」 2008年5月〜2009年3月 共催 : 松本市、後援 : 長野県教育委員会 他
目的
現在、北アルプス等を初めとする日本の山々では、市民登山の時代が到来しています。
山岳遭難を未然に防ぐことも願い、「安全でより楽しい市民登山」とするために、山岳の知識と登山の楽しさを学べる市民参加による「2008MHC登山講習」を開講。
事業内容
市民参加を募り、北アルプス等で年間を通じ、月1〜3回程度の割で実施し、ヒマラヤ高所登山経験豊かなインストラクターを招き、春夏秋冬の登山での登り方と用具の使い方そして登山の準備と心得、また酸素希薄な高所での初歩的な医学や栄養学の知識も学ぶ。
講習場所、期間
@ 5/10 (土)〜11 (日)「残雪の乗鞍岳登山」7名参加
A 5/30(金)〜6/1(日)「内田良平山岳写真教室」6名参加
B 6/7(土)〜8(日) 初心者雪山「残雪の槍ヶ岳登山」20名参加
C 6/14(土)〜15(日)「花の上高地ゆったり紀行」6名参加
D 6/28(土)〜29(日)「花の八ヶ岳登山」25名参加
E 7/19(土)〜21(月) 初心者「ザイルワーク講習」9名参加 
F 7/19(土)〜21(月)「北ア最高峰、奥穂高岳登山」17名参加
G 7/26(土)〜27(日)「花の常念岳・蝶ヶ岳縦走登山」24名参加
H 8/2(土)〜3(日)「花の鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳登山」27名参加
I 8/14(木)〜16(土)「北ア表銀座、燕・槍ヶ岳縦走登山」19名参加
J 8/23(土)〜24(日)「日本最高峰富士山登山」15名参加
K 9/13(土)〜15(月)「初秋の北岳登山」46名参加
L 9/27(土)〜28(日)「紅葉の涸沢・奥又白を行く」22名参加
M 10/4(土)〜5(日)「紅葉の乗鞍岳登山と温泉・滝巡り」6名参加
N 10/11(土)〜12(日)「晩秋の燕岳、紅葉と温泉」11名参加
O 10/25(土)〜26(日)「紅葉の上高地ゆったり紀行」21名参加
P 11/1(土)〜2(日)「新雪の常念岳を登る」8名参加
Q 2/14(土)〜15(日)「スノーシューで行く上高地・乗鞍高原」7名参加
R 3/7(土)〜8(日) 初心者雪山「白銀の硫黄岳(2765m)を登る」11名参加
   登山講習参加者総数 307名(2008/5〜2009/3)
講師・スタッフ (敬称略)
@ 鈴木雅則(MHC理事長、登山講習責任者)
A 内田良平(日本を代表する山岳写真家)
B ラマ・ゲル(クライミングシェルパ、エベレスト登頂2回、ザイルワーク講師)
C MHC山岳委員(河西、古幡、上条、吉岡、松岡、渡辺、林、住岡、他アルバイト)

事業の効果

受講された参加者は、系統的な登山技術の習得と、初歩的な医学、栄養学の知識も得て、あらためて安全登山についての認識を深め、山岳に対する豊富な知識と経験を積んだ愛好家として、又登山パーティーのリーダーとして、成長されたことでしょう。また 井上デパートで、延べ307名が参加した「2008MHC登山講習報告写真展」を開催する事ができ、マスコミにも報道され、多くの人々に関心をもたれるようになり、長野県の美しい山岳があらためて認識された。

3) 国際協力推進プロジェクト
@ 国際協力事業基金の積立
寄付金、講演料、文化事業、物産展示販売の収益そしてMHC登山講習の参加費の一部が国際協力事業基金に積立てられました。私達の小さな活動がネパールの青少年の教育の為に役立っています。 
 
A カトマンズのカレッジへ通学するクムジュン校を卒業した勤勉学生への奨学金及び奨学金事務局運営費支給 
MHC奨学生基金 12名×(Rs2,000/月×12ヶ月)= Rs288,000 約460,800 円。カトマンズ盆地に在る短期大学へ進学する勤勉学生へパサンダワ事務局長が1人づつ、そして1ヶ月毎に、学校生活の様子を確認し、2008年度は1人Rs 2,000/月支給。奨学金事務局運営費 Rs30,000/年 約48,000 円。
☆ 13期生(2008年9月〜2009年8月)
1 Fura Tashi Sherpa. Trinity International Collage
Subject :- Management ( Travel & Tourism)
フラ・タシ  トリニティ・インターナショナル大学 経営学
2 Nawang dorjee Sherpa. Trinity International Collage
Subject :- Management ( Travel & Tourism)
ナワン・ドルジ トリニティ・インターナショナル大学 経営学
3 Furba Sonam Sherpa. Balaju enjineering collage
Subject :- Electrical
フルバ・ソナム バラジュ・エンジニアリング大学 電気学
4 Mingma Yangjee Sherpa. Cosmopolitan Collage
Subject :- Management ( Hotel management)
ミグマ・ヤンジ  コスモポリタン大学 経営学
5 Ngima Lhamu Sherpa. Reliance International Academy
Subject :- Management ( Hotel management)
ニマ・ラム レリアンス・インターナショナル・アカデミー 経営学
6 Pemba Jangmu Sherpa. Madan Bandari Memorial Collage
Subject :- Education
ペンバ・ジャンム モダンバンダリ・メモリアル大学
7 Sonam Phinjo Sherpa . Brilliant Multiple Campus
Studying Diploma 3rd year & Thanka Painting Course.
ソナム・フィンジョ ブリアント・マルティプル大学 仏画コース
8 Pasang Tshering Sherpa . Brilliant Multiple Campus
Studying Diploma 3rd year & Thanka Painting Course.
バサン・ツェリン  ブリアント・マルティプル大学 仏画コース
9 Tashi Tshering Sherpa . Realince Internatinal College
studying Diploma 3rd year course in hotel management
タシ・ツェリン レリアンスインターナショナル大学 経営学
10 Sonam Yeshi Sherpa . Himalayan white House collage
management course
  ソナム・エシ  ヒマラヤン・ホワイトハウス・大学 経営学
11 Mingma Rita Sherpa . Reliance International Academy
Hotel Management course .
   ミグマリタ  レリアンスインターナショナル大学 ホテル経営学
12 Dawa Yangjee Sherpa . Relience International Academy
Hotel Management .
  ダワヤンジ  レリアンスインターナショナル大学 ホテル経営学
彼らは、エベレスト山麓の村を家族と離れ、200km離れたカトマンズで単身勉学に励んでいます。
 
B 2002年3月15日よりクムジュン校の学生寮、食堂、台所、シャワー室、水道引き込み工事(600m)等の工事を展開。建設の主な資金が、外務省本省から33,998ドル(約440万円、)が支給され、2002年7月4日建物引渡しを行いました。総工費約510万円。現在、運営費の一部負担をしています。
・電気代50% Rs5,000/月×12ヶ月=Rs60,000 約96,000 円・・MHC学生寮、食堂、台所の電気代です。
・学生寮教師2名の宿舎舎監費用 Rs12,000/年 約19,200 円・・学生寮に同居します。
   
C MHC医学生奨学基金
★M・K基金 医学生ポナム・キャンデールさん
(1985.6.24生、6期生)を応援。医学校:Kathmandu Medical College
Rs6,250/月×12ヶ月=Rs75,000 約120,000 円⇒松本の医療法人が支援。2008年12月に医学コースを終了、2009年2月に医学学校の全授業を終え、来年卒業予定。医師となる。2/2〜2/27信大医学部講習生として同医学校のソナリ・カフレさんと共に来松、研修を行う。M・K基金は今年度で終了となる。   
★S・K基金 看護学生 クリパ・スベディさんを応援。(1986.4.7生、1年生)
看護学校:National Academy of Medical Science Baneshowar, Kathmandu
12ヶ月分=Rs93,750 約150,000 円⇒松本の“あしながおじさん”が支援。
   
D MHCカトマンズ支部運営費 Rs93,750/年 約150,000 円・・MHC本部一般会計より支給。
MHC理事大河原由紀子カトマンズ支部長が運営責任に当たっています。