事業の内容 |
1960年、エドモンド・ヒラリー卿は、学校施設とアルミニウム製の建物を建てる為に基金を立ち上げ、ダージリンから高等教育を受けた先生達を呼び寄せ、クムジュン村に学校を建設し、生徒数47名を初の生徒として入学させました。 クムジュン校での好運営の結果、周囲の各村は子供達を学校へ通わせる必要性を要請してきました。その要請を叶える為、エドモント・ヒラリー卿は、1963年にタミ、ポルツェ、パンボチェの各村に、学校を増設致しました。 彼はソル・クンブの様々なプロジェクトを支援する為自ら代表者となってニュージーランド他にヒマラヤン・トラストを設立しました。 今日、ヒマラヤン・トラストは26校以上創設、2つの病院建設、道路建設、僧院の保存などに関わっています。 1984年、遠隔地の村外からやってくる学生達の為にクムジュン学生寮は建設され、その収容人数はたったの15名でした。 (現在:350名以上の生徒・16名の教師陣がそろっています) 現在の学生寮は、15名の生徒で宿泊出来る寝台のある部屋、校長室、職員室の3部分で構成されています。 現在のクムジュン校は教員事務所を学生寮として改装する資金と学生が生活する為の備品を揃える為の資金を必要としています。しかしながら、クムジュン校に勉学にやってくる村外の学生数が増えていく一方で、古い学生寮では賄えない状態が慢性的に続いていました。その為同じ学校敷地内に少なくとも17名収容できる学生寮を建設する事が、最善策であり、必要となっているのです。
|
計画立案 |
@校長室を教員室を新しく建つ建物に移す事。 |
A現在の校長室と教員室を生徒用の部屋(ベッド、学習のための机と椅子を含める)として改装する事。 |
B新しい学生寮を建設する事。(4部屋) |
この三つが可能になれば45〜50名の生徒を収容できるでしょう。そのうち松本ヒマラヤ友好会は新しい学生寮を建設する事に着手します。
|
|
上:クムジュン校と校庭 左:クムジュン村とアマダムラム(6812m) |
実施スケジュール |
2001年12月〜2002年2月末 → 石材、木材、ベニア板など建設資材の準備 2002年3月15日 → 建設着工 2002年9月15日
→ 建設竣工予定 |
事業に関する費用 |
木材・石材・窓ガラス・屋根材等建設資材、運送・管理費等 総額 US$33,998(約450万円) |
現地ではヒマラヤン・トラスト管理事務局長 アング・リタ・シェルパ、ネパール山岳協会理事長タシ・ジュングブ・シェルパらの諮問委員会が構成され、クムジュン校校長とクムジュン校管理委員会と共に学生寮の建設に対し全責任をもって建設していきます。 |
去る10月12日、鈴木理事長は、カトマンズの日本大使館において「クムジュンスクールの新学生寮建設の為のプロジェクト」と題し、小島大使並びに岡部公使と契約に臨み、工事予算33,998ドルについてのNGO援助資金協力を得る契約書を交わしてまいりました。 |
12月14日外務本省から日本大使館を通じ、大河原カトマンズ支部長が資金の小切手を受け取る。US$33,998=Rs2,588,947.70(12月の為替レート)
|
12月24日4人の建設委員の他7名カトマンズにおいて建設会議を開催 建設員は以下の4名です。全員この為にカトマンズに集合。 マヘンドラ・バハデュラ・カセット氏(校長) リンチェン・カルマ・シェルパ(学校運営委員会会長) ペンバ・テシュリング・シェルパ(学校運営委員会の会長) パサン・ダワ・シェルパ(MHC会員、奨学金事務局長) |
変更後 建物の規模:当初の1棟(21ft×64ft)を変え、並列に3棟にする。学生寮《4室》(20ft×60ft)食堂(20ft×33ft)シャワー室(20ft×12ft) 理由として・・・建物を別棟としたのは、経験ある先生の意見から、学生寮の部屋がいつもきれいに使えるように、また台所とシャワー室は近いが独立しているようにとの配慮から変更した。 建物の全体配置図・立面図 |
学生寮、平面図
|
学生寮(4室)21フィート 西立面図
|
食堂21フィート×34.50フィート (最長40.50フィート) |
シャワー室20フィート×12フィート |
a)学校が土地を無償提供します。
b)現地住民が未熟練ではあるけれども労働を提供してくれます。 |
皆さんのご理解とご支援をお待ちしています。
|
|
|