残雪の槍ヶ岳(3180m)登山
6/7〜6/8
実施報告
 6月7日AM4:00夜明け前、18名が車に乗り合わせて松本を出発。AM5:00沢渡で1名、上高地で、東京から夜行バスで直行してくれた1名がさらに加わり、AM6:15総勢20名が上高地を出発。横尾までの林道を進む。天候は曇天模様。道沿いには、ニリンソウ、サンカヨウ、ツバメオモト、薄紅のヤマザクラが咲く。AM11:30林の中の槍沢ロッヂで早めの昼食を摂る。ここから本格的な登山の開始だ。
上高地から横尾への新緑の林道を行く。 林道脇に咲くニリンソウなどの花々  槍沢ロッヂから上部、残雪の登山道を登る。
 ババ平手前、赤沢岩小屋付近から雪を踏む。例年より残雪多く、雪に埋まる沢筋を登り、大曲付近でアイゼンを装着する。雪の急斜面を登り詰め、PM3:00グリーンバンドに登り出る。視界が広がり、前方に高く槍ヶ岳の岩峰が颯爽と聳え立つ。疲労が濃くなったPM5:00殺生ヒュッテにようやく到着。泊する。
翌8日AM6:15出発。天候は晴れ。殺生ヒュッテ上部の東鎌尾根の雪斜面で滑落停止の練習を行い、ピッケルの使い方を訓練する。そして、そのまま雪と岩の東鎌尾根を登り続け、AM7:45槍ヶ岳肩に到着。一息入れて、槍ヶ岳穂先の100mの岩壁に挑戦。一歩一歩慎重に登る。
槍沢、雪の急斜面登る。  グリーンバンド上部、槍ヶ岳が望まれる。 8日朝、東鎌尾根の斜面を登る。
槍の穂先の岩壁に挑戦する。 全員登頂「バンザーイ!」  登頂後、槍を背景に記念撮影
 AM8:30、全員見事に登頂。皆笑顔で握手を交わす。「精根尽き果てた後の喜びの登頂だった!。」AM9:30、お世話になった槍ヶ岳山荘に別れを告げ、下山する。雪の急斜面を、シリセードで一気に滑り降りてAM11:30槍沢ロッヂに到着。名物のラーメンで腹ごしらえをして、PM1:30横尾、PM4:50上高地へ無事下山する。PM5:20沢渡。PM6:30松本へ帰還解散とした。
雪の槍沢を下山