残雪の乗鞍岳登山
5/10〜11
実施報告
5/10AM6:00、参加者7名が車に同乗して松本を出発。上空は曇天。AM7:00過ぎ、乗鞍高原鈴蘭に到着。上空は霧が覆い、寒さを感じる。偵察の車が降りて来て、ここでバス運休の知らせを聞く。やむなく三本滝まで車を走らせ、そこで登山準備を整え、AM8:00ツアーコースを登る事とする。
登山は、三本滝上部から雪を踏み、ひたすら登る。軟雪に足をとられ、濃い霧に悩まされる。森林帯を抜け、雪の急斜面を登りきると、岳樺の低木がまばらに生える、だだっ広い雪原に出る。濃霧と小雨の中、時折視界が開け、自分達の位置を確認しながら、登山ルートを探す。雪の大斜面を下降し、PM12:30ようやく雪に埋まる位ヶ原山荘に到着する。
 山荘内では、六辻支配人が迎えてくれて、暖かいコタツが用意され、夕食は鹿鍋で歓待を受ける。外は、雨が降り、夜には雪本降りとなる。温かいもてなしに、感謝、感謝!。
 
5/11、真っ白な世界に小雪舞う天候。AM 7:15山荘出発。深い新雪のラッセルと視界の全く効かないホワイトアウト状態の中、4時間かけて稜線に登り出る。冷風吹き付ける尾根道を登り詰め、PM12:33凍て付く乗鞍岳3026m山頂に、全員見事登頂する。
山頂を15分程で下山。雪庇張り出す稜線から、30度の雪斜面を滑り降りて、視界の効かない濃霧の中ひたすら降下を続ける。森林帯に出て、ツアーコースを下り、一時青空が覗きほっと安堵するが、再び濃霧の中を歩きPM4:00三本滝に到着。そのまま車に乗り、PM5:30松本に全員無事到着。解散とする。
「ホワイトアウト状態の濃霧と思わぬ春の新雪に悩まされた、苦労(!?)連続の乗鞍岳登山だった。」